みなさん、こんにちは。たのらです。
2月の上旬頃についにかかってしまいました。
新型コロナ陽性です。
幸いにも発熱のない比較的軽症な部類だったため大事には至りませんでしたが、コロナ特有の症状が出てきたため、今回は実際の経験に基づく症状を事細かく書いていこうと思います。
目次
味覚・嗅覚の消失
僕は最初、味覚の消失は嗅覚の消失から来る風味の消失と考えていました。しかしこれはまったくの間違いで、僕は毎週かかさず作っているカレーに辛味成分を入れていたのですが、今回に限っては辛さを全く感じ取れなかったという点です。
いつもなら、スプーン1杯分のチリパウダーを入れて、それだけで十分な辛さになるはずなのに、味見をしてみると全く辛くなく、同居人が食べると「結構辛い」と言うのです。
僕は比較的辛い物好きなので、辛さに慣れてしまったのかななんて思っていましたが、完治した現在同じ作り方でチリパウダーの入ったカレーを食べたところ、味覚が元に戻っていてかなり辛かったのです。
明らかに味覚の消失を起こしていたと考えられます。
味覚というと「辛味」「塩味」「甘味」「苦味」「旨味」の5つのことを主に言いますが、このうち辛味を除いた4つの味覚だけはコロナ発症後も正常に感じ取れていました。
しかし嗅覚が発症から2,3日で少しずつ消失し、ぱたっと無くなってしまいました。
一体どれほどの嗅覚が無くなったかと言うと、油性マジックのインクに含まれる溶剤、シンナー系の臭いがほとんど分からなくなるほどです。
嗅いだことがあればシンナー系の臭いがどれほど臭いかは想像できると思います。
それだけ臭いの強いものが、どれだけ鼻を近づけて吸い込んでも、臭いがかすかに感じるか、全くわからないかのどちらかをいったりきたりしていました。
1週間続いた後、徐々に回復
幸いにも症状が出ていたのは軽い咳や痰の絡み、味覚・嗅覚の消失、軽い息切れ等で、その他発熱、呼吸障害、倦怠感などの重い症状は出ませんでした。
味覚と嗅覚については、コロナ発症から9日目から少しずつ回復し、2週間が立つ頃にはほとんど回復しました。
その間亜鉛の摂取も欠かさず行っていて、亜鉛の摂取が味覚と嗅覚の回復に繋がったとは断言できませんが、テレビのニュースでは亜鉛不足が味覚と嗅覚の消失に起因していると聞いたので、藁にもすがる思いで摂取を続けていました。
現在(3月2日時点)では嗅覚・味覚ともに完全に回復し、元の状態に戻りました。
症状は比較的軽症だった
幸いにも僕が感染した新型コロナの症状は比較的軽く、発熱もなく呼吸障害もありませんでした。
発現したのは軽い喉の痛みから、3日後あたりから嗅覚と味覚が少しずつ薄れ、その時点では倦怠感がひどく、インフルエンザにかかったような体の重さを感じました。
4日目以降は体の重さはなくなり、代わりに嗅覚と味覚(辛味)が完全になくなりました。
完全にと言うとちょっと語弊はあるのですが、思いっきり鼻で息を吸いながら匂いを嗅ぐと、ほんのかすかに匂いがするという感じで、それがどれだけ強い匂いを発していても、かすかに感じ取れるというレベルまで嗅覚機能が落ちていました。
味覚については、辛味だけがわからくなり、他の甘味や苦味、酸味、旨味、塩味といった味覚は正常に感じ取ることができていました。
その後1週間はとにかく匂いがしない、味がしない、ご飯を食べてもしょっぱさとか甘さとかしか感じず、食感と塩分と見た目で味を脳内でシミュレートして、なんとなくそんな食材の味って誤魔化しながらご飯を食べていました。
匂いがちょっとずつわかるようになってきたのはコロナ発現から9日目。
料理で使っていたごま油の匂いが、強く息を吸わなくてもかすかにわかりました。
それから日を追うごとに味覚(辛味)と嗅覚が徐々に回復していき、14日目を過ぎる頃にはほぼ完全に匂いも味もわかるようになった感じです。
その後の症状
定かではありませんが、ちょうど花粉シーズンと重なったこともあって、あくまで何らかの要因があって発生した症状という補足を予めしておきます。
その後の症状としては、空咳がたまに出たり、鼻詰まりの症状がしばらく続いています。
ただしこれは、花粉によるものである場合が非常に高いため、コロナ完治後の症状であるとは言い切れないので、あくまでもこんな症状があったということだけに留めておいてもらえればいいかと思います。
後遺症としてネットやテレビのニュースなどで語られる味覚や嗅覚喪失の持続についてですが、僕の場合はこちらは該当しませんでした。
記事執筆時点(3月8日)では嗅覚と味覚は完全に回復しており、その他発熱や呼吸障害(息苦しさなど)は発現していません。
まとめ
感染した新型コロナウイルスによる症状が比較的軽かったこと、嗅覚や味覚の消失は高確率で起こること、嗅覚の消失はかなり強い匂いでも分からなくなること、味覚の消失は一定のものが分からなくなる(辛味)など、実際に経験してみてわかったコロナの症状諸々を紹介してきました。
しかしこれはあくまで僕の経験談であって、すべての人がこういう形として症状が現れているわけではない点については注意してください。
たまたま僕がかかったコロナの症状が軽かっただけで、世間ではもっと重篤な症状が出ている人もいます。
個人の力では予防対策に限界が来ていることとは思いますが、引き続きマスクの着用、手洗いうがいを徹底し、特に無防備である目の部分を手でこすらないように気をつけながら、普及し始めているワクチンがいずれ国民全員に行き渡り、コロナの収束が一刻も早く訪れることを願っています。
田舎産まれ、田舎育ちの人口の少ない町で幼少期を過ごしました。
自然豊かでしたが、刺激は少なく町は廃れていくばかり、そんな僕が東京へ来て、毎日成長していく都会の姿を見たときは、正直びっくりしました。
変わっていくのは、動き続けることなんだって気がついた時、僕はすでに行動に移していました。
そんな日々変わりゆく何気ない景色の中に、生きている僕たちがいて、一時一時を踏みしめていく。
僕はその一時を大事にしたい、そういう思いを込めて「たのらいふ」と名付けました。